セサミンと更年期の兆候

更年期の兆候として、最初に現れるのが、月経の乱れでしょう。
それまで規則正しく訪れていた月経が、最初は短い周期で訪れるようになります。


その原因は、減少したエストロゲンをもっと分泌しようとして、脳下垂体から性腺刺激ホルモンがどんどん分泌されることによります。


月に2回も月経がくることもありますが、月経血そのものの量は少なくなります。


この時期を過ぎると、月経の周期は乱れ、間隔が短くなったり長くなったり、月経がダラダラ続いたり、短期間で終わるなどさまざまな変化が起こります。
その後月経の周期が長くなっていき、閉経を迎えます。


一般的には1年以上月経がなければ、閉経と考えられます。
この月経が乱れはじめたころから現れるといわれるものが更年期障害なのです。


■セサミンの抗高血圧作用と血管内皮機能改善効果
ゴマは昔から健康を増進させるといわれ、広く親しまれてきましたが、近年その様々な生理活性が科学的に解明されてきています。

中でもゴマに特徴的な成分であるリグナン酸の持つ生理活性が注目されています。

セサミンはこのリグナン化合物の一種で、ゴマに0.5~1%程度含まれています。


セサミンの生理活性としてはこれまでに、肝過酸化脂質生成抑制効果、アルコール分解促進作用に基づく肝機能増強作用、癌細胞増殖抑制効果、コレステロールの吸収抑制による血清コレステロール低下作用、免疫機能への影響などが報告されています。


最近の研究によるとセサミンは酸化ストレスの亢進を効果的に抑制することにより、高血圧の発症と進展を遅らせ、血管内皮機能を改善することが明らかになりました。またこれらの効果には抗酸化性を持つセサミン代謝物のカテコール体セサミンが関係する可能性が示唆されています。


近年、高血圧の発症要因のひとつとして血管系での酸化ストレスの亢進と血管内皮細胞障害との関連性が注目されています。本態性高血圧モデルとなっている高血圧自然発症ラットにスーパーオキシドジムスターゼ(SOD)を投与すると血圧が低下すること、アンギオテンシンII持続注入による高血圧モデルでは、SODの慢性投与が血圧の上昇を抑制し、さらに減弱した内皮依存性弛緩反応を改善することも報告されています。


高血圧を含めた種々の循環器疾患の発症や進展に活性酸素が関係することは、一般的な知識として広まりつつありますが、セサミンは生体内で効果的に働く強力な抗酸化剤であることから、ヒトでの有効性に期待がもたれています。